守銭奴の資産残高

書いてるのは氷河期世代の投資家にしてカネの亡者。2024年末で今の会社は辞めます。マンセー

やはり初心者はETFから始めなされ。

新しい年になると「今年こそ貯金する」「今年からは投資に挑戦する」なんて雑誌とかに書かれているし、実際に投資始めたってブログを見かけることが多くなった。


せっかくなので初心者向けにレクチャーしてみる。誰が見てるか知らんけど。



初心者はやっぱり小額から始められる米国株がおススメ。


個別銘柄じゃなくて最初はETF(上場投資信託)がベター。


次の中から選んでほぼ間違いはない。


①VYM
②HDV
③DVY


どれも似たような雰囲気のETFだが中身が微妙に違う。
長期的に増配傾向でインカムゲインを得たい人向き。
どれか1つに絞ってもいいし、3つとも保有してもいいと思う。



①VYM
米国高配当ETFの王道。S&P500のうち約400社に分散されており、これ1本で配当益と値上がり益が両方とれる。バンガード社が運用。
銘柄構成もディフェンシブな銘柄が多めに入っているので、下落局面にもそこそこ強い。
あえて弱点を言うのならば「中途半端」。分配利回りも2.7~3.1%とそこまで高配当というわけでもなく、パフォーマンスもS&P500には及ばない。
しかし、経費率(信託報酬)0.06%と安いので長期保有向き。


②HDV
VYMと並ぶ米国高配当ETF。構成銘柄は75銘柄ほどで、VYMほど分散が効いているわけではない。ブラックロック社が運用。
ただ、分配利回りは3.3~3.5%とVYMよりも少し高め。パフォーマンスはVYMとほぼ同等。ちなみにエネルギーセクターを多く含むので近年のエネルギー高の恩恵を受けやすい。その他、主に財務健全性の高いバリュー株で構成されているのでこれからさらに期待が持てる。
経費率(信託報酬)0.08%と安いので長期保有向き。



③DVY
VYM,HDVと並ぶ高配当ETF。構成銘柄は100ほどで、一部の銘柄はVYMやHDVと重複しているものもある。ブラックロック社が運用。
主に配当利回り重視の構成である。公益事業と金融が多く含まれるのが特徴。
経費率(信託報酬)0.38%とVYMやHDVと比較すると高いが、パフォーマンスはVYMよりも良いのと、分配利回りも3~3.5%とまずまずなので、経費率の高さはそこまで気にするほどではないかと。



上記3種のETF。ざっくりとした紹介。詳しく知りたけりゃググってくれ(笑)



私は3つとも保有してるし、保有しつつ少しづつ買い増しして3年ほどでざっくりと100万円ほどの利益。


大正解じゃないのかもしれないが、間違ってもいない。


利益出てるし、再現性は十分ある。


このような優良ETFを1株ずつ買えるので、投資金額がまだ少ない初心者はこれでコアを作り、慣れてきたら個別の米国株を買ったらええと思う。


くれぐれも欲かいたりしないことだな(笑)



あと、、、


日本株はダメ。


いや、やったらダメってことはないけど購入金額が大きい(100株単位の売買)上に、日経平均の値動きが不安定だから買ったはいいがガックリ下落したら怖くなって投資続けられないでしょ(笑)


だから初心者向けじゃないので私はおススメしない。






ちなみに・・・


「月々〇〇万円で爆騰銘柄教えます」とか「顧客利益重視、〇△投資顧問」なんてのがネット広告出したりするけど、あんなもん全部詐欺だと思った方がええぞ。


月々って塾の月謝じゃあるまいし、通って成績上がるようなもんでもない。


パチンコ・パチスロ必勝本と同レベル。いや、それ以下!


この爆騰銘柄だの投資顧問だのにカネ払って儲かるんだったらもっともっと「億り人」が出てもおかしくないか?


出てないやろ、それどころか損したって人が多いのはそういうこと。




損する人が多い。それだけ市場の「養分」にされちゃう人が多いってこと。でもその「養分」のおかげでパチンコ屋も株式市場も成り立ってる(笑)



投資はあくまで自分で判断して行うのが鉄則ね。