守銭奴の資産残高

書いてるのは氷河期世代の投資家にしてカネの亡者。2024年末で今の会社は辞めます。マンセー

お金の教科書

先日の休日に近場のショッピングモールで本屋に立ち寄ってきた。



面白い本がないか物色するけど、意外とないのでここ最近はあまり期待してなかったし、



近年の財テクブームのせいなのか結構な種類のマネー本が出版されているもののどれもこれもほぼほぼ似たような内容で、場合によってはかなり内容もぺらっぺらでカネ出して買う値打ちのある本はもうないと思っておりましたところ・・・



この本はなかなか面白かったので高いけど買って家で時間かけて読んでみたくなった。
コレ👇

著者は韓国人の実業家で投資家であるキム・スンホ氏。


少し内容読んだあとに筆者が韓国人ってことを初めて知ったけど、


資産形成に関しての基本は人種に関係なしってことがよくわかったわ。




基本はやはり長期投資。複利のチカラを味方にすること。そして投資資金の捻出のためにムダな買い物を控えること。


やたらとセンセーショナルな内容で危機を煽るようなクソ情報は基本ガン無視。というかそういう経済学者や経済評論家なんてものは占い師と同じで信用に値しない。相場が明日どうなるかなんて誰もわかりゃせんのだ。



逮捕歴のある某有名ヒルズ族の元社長みたいに上から目線で偉そうに価値観押し付けるわけでもなし。


ましてや「10万円を1年で1億にしましたww」的なメソッド本でもない。



この本の中では「必ず儲かります的なこの手の内容のセミナーはほぼ詐欺である」と喝破してる。投資詐欺に引っ掛かる日本人が多い昨今、騙されないための基本も記されている。



そして金持ちになるに適した年齢は50歳前後が一番良いとのこと。



これは長期の資産形成でお金との向き合い方を通して「守り方」が身に着くからと書いてある。



これも納得。若くして大金を稼いだが、それを守れないから結局そういう自称カリスマ事業家や1秒で1億稼ぐ男なんてのがボウフラのように湧いては消えるってのを繰り返してるわけだ。




お金に関する思想は一見この人の主観が大きい感じもするが、これワタシも似たような経験してるし納得した。



この人も「おカネには人格(意思)がある」って言ってる。



お金を雑に扱う人のところには寄ってこないし、大切に扱ってくれる人のところには仲間連れて寄って来てくれる。



その他いろいろと私が言語化できないことがきっちりと書いてあって、この本は高校生あたりが読むと今後の資産形成の一助となるかと思う。



恥ずかしながら私は自分の年齢に対して絶対的な読書量って足りてないのを自覚してるが、カネ出して買いたい本ってもうあまりないしあきらめてたが、ちょいと目からうろこだったわ。



少なくとも、


自称「元○○社社長」とかいう昭和脳むき出しのカビ臭いジジイが自分の成功体験を上から目線どドヤ顔で自慢して、
「成功したけりゃ飲み会には必ず出ろ」だの
「若者は起業しろ」だの
「カネが無ければ借金すればいい」だの
ジュラ紀か白亜紀みたいな価値観全開で無責任かつ言いっ放しなクソ内容満載のうざったいビジネス本でもないし、


方向性見失ったサラリーマンだまくらかすような胡散臭い自己啓発本でもなけりゃ、スピリチュアル系の本でもない



守銭奴的に星5つだよ☆☆☆☆☆



経験上、


本の表紙に筆者のジジイが腕組みしてドヤ顔でポーズ決めてるビジネス本は全部「ゴミ」って認識です。紙資源の無駄遣いです!!
少なくともこの手の読んで人生開けたって人は見たことないです(笑)
これで人生開けるならもっと日本ってマシな国になってないとおかしいやろ。