芸人仲間から7億？近いカネを集めたが、投資詐欺にあってテレビから姿を消したTKO木下だが、後輩へのパワハラでテレビ業界から追い出された木元と違って、一部は自腹で返したってかぃ？（1億くらいだっけ？）

本人は収入が不安定な芸能界に身を置く者として「よかれ」と思い、芸人仲間に声をかけたのだろうが、ここで木下は致命的なミスを犯している。

投資の本質、いや、基本を身に着けていなかったということだ。

つまり、、、

「自分がどういったものに投資しているか」を理解せず、自分で判断もせず、胡散臭い赤の他人にそれらを丸投げしてしまったことである。

投資とは

「自分のカネ」で「自分が理解できる内容」に「自分の判断」で行うのが本来の姿なのにそれをしていないのだ。

売れっ子芸人だし、そこそこ稼げるから怪しい連中もわらわらと寄ってくることは予想つくが、大方、スリーピースのスーツ着て高そうな腕時計した「カリスマ投資家」とやらに騙されたんだろよ(笑)知らんけど。

自分で何に投資してるかも理解してないのに自分も「投資家」気取ってたらしいけど、これも芸人特有のボケなんか？？木下ってツッコミじゃなかった？？

タチが悪いのは「他人」を「善意」で巻き込んで損させたこと。

まさに「無知は罪」なのだ。

カネにまつわるトラブルは恐ろしいもので、カネは取り扱いを誤るとこれまで築いた「信用」という無形の財産を破壊する凶器となりうることだ。

彼は「弁済する」と言っているが、地上波からほぼほぼ追放された形となった今、残りの5億以上のカネを弁済するのは不可能に近いだろう。

が、、、

カネを何の疑いもなく木元に預けた芸人連中は同情に値しない。

そもそも投資による利益とは自分で身銭切って、自分で脳みそに汗かいて得た一種の労働所得である。人にカネ預けるだけで勝手にカネが増えるなんて虫のいい話はありはしない。

アメリカ？か何かの投資格言で「No　free 　lunch」という言葉がある。

「タダ飯はありえない」って意味。

つまり利益得たけりゃリスク背負って自分で判断しろってことだ。

こういう巨額の金銭が絡む詐欺事件を見ると「カネを稼ぐ能力」はあるが「カネを適切に取り扱う能力」が無い日本人の多さに愕然としてしまう。

マネーリテラシーが低い日本人がここまで多い以上、投資詐欺なんてもんは絶対に無くならない。

・人にカネ預けるだけで増えるなんて都合のいい話はあり得ない。

・マネーリテラシーがない無知な人間に詐欺師は付け込む。

・カネにまつわるトラブル起こすとこれまで築いた信用をぶち壊しにして人生詰む。

この３つの教訓を見事に示したこの一件。高校の資産形成の教科書に載せてもいいんでないかい？？