※この記事はただのうわ言、戯言、妄想です。ホンマにヒマな人だけ読んでください。
声のイメージは「バンキシャ！」のナレーターでお馴染みの大塚芳忠氏あたりでお願いします(笑)
なお、あくまで仕事中に浮かんだ妄想ですので、読者様側からの勝手な期待には添いかねますのでご了承ください。
毎月のわずかな給与から税金と社会保障費をむしり取られる中産階級のささやかな豪遊録です。

航海日誌20211212

定刻通り、機動巡洋艦ナ・ガザイフは1200（ヒトフタマルマル）にワープに入った。
ただし、デ・パチカ空域の200ほど手前の位置でワープアウトした。理由はゲンキンの補給だ。
小惑星エキマエ軌道上のエーティーエムステーションに寄港するためだ。

だが、、、、、、、、

オペレーター
「ワープアウト完了、計器類異常なし、全システム異常なし！360度スキャン開始」

「本艦はこれよりエキマエ軌道上のエーティーエムへ向かう！メインリアクター出力60％」

！！

オペレーター
「高エネルギー反応！右舷、3時方向！！」

「なんだと！？」

あれは・・・

プリンに、、、、マリトッツォだと？

ばかな、この空域にこんなもの存在しないはず！

！！！

オペレーター
「高重力波検知！本艦に向けて収束しています！！か、艦の制御が・・・」

「くっ、まずい！人工重力兵器か。このままこの艦を引っ張り込むつもりか」

「メインリアクター出力最大！アンチグラビティシステム始動！敵の重力波を相殺しつつ、一気に脱出する！！」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

未確認勢力の重力兵器を辛くも逃れた本艦は、予定のコースより大きく迂回し無事、エーティーエムに到達、補給作業を完了した。

「これより本艦は魔の空域デ・パチカへ突入する！全シールド発生装置起動！出力は80％を維持！メインリアクター出力最大、主砲エネルギー臨界！目標はデ・パチカ最奥部セーニクエリア！！亜光速航行にて一気に突入する！」

オペレーター
「セーニクエリアです！」

本艦は特に妨害もなくセーニクエリアに到達できた。妙だ・・・何か気になる・・・

オペレーター
「目標確認！モニター最大望遠！！」

間違いない！ハンバーグだ。ちなみに合びき肉。

「これだけか？他にはないのか？！」

オペレーター
「いえ、このデミグラスハンバーグのみです！」

「バカな、かつてここを訪れたときは他にもチーズハンバーグやオニオンハンバーグ、和風おろしハンバーグがあったはず・・・ち、仕方がない」

「直ちに艦載機発進！速やかに目標を回収、艦載機収容後、直ちにこのエリアを離脱する！」

オペレーター
「目標の回収を確認！艦載機収容しました！2つで税込み540円です」

「メインリアクター出力80％、艦首左90度回頭！」

オペレーター
「艦長！左、10時方向に高エネルギー反応多数！！」

「なに！？」

！！！

オペレーター
「あの高エネルギー体から全周波域で妙な信号を発せられてます！」

「音声データに変換しろ」

オペレーター
「了解！これは・・・」

〇〇えびすの福娘♪商売繁盛ささもてこい♪〇〇えびすの福娘♪商売繁盛ささもてこい♪

「なんだ、これは！？」

オペレーター
「照合データありません！」

オペレーター
「艦長、全シールド発生装置の出力が低下しています！ん？システムから・・・周波干渉によるノイズが検知されてます。おそらくあの妙な信号の影響です！」

「なるほど、あの信号で艦のシールドを無効化して財布のひもを開かせようという魂胆か！」

「メインリアクター出力最大！最大戦速度でここを突破する！」

オペレーター
「了解、か、艦長！前方に巨大なエネルギー反応検知！！」

「なんだ！？」

オペレーター
「あ、あれは・・・」

「マグロだと！？」

「あんなものがこの空域にいるとは、、、、一体いくらするんだ！あんなものが直撃したら艦は一瞬で蒸発する・・・・」

「最大戦速！！この空域を離脱し、一旦態勢を立て直す！！」

我々は辛くもこのエリアを離脱、次なる目標であるモロゾフへ向けて進路を取った。

To be continue

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用語解説

デ・パチカ空域
巨大星系デパートに存在する欲望と食欲が渦巻く魔の空域。
人々の食欲と欲望から発せられる邪気で満ちており、数多くの志高き蓄財者を飲み込んできた。無事、生還するのは至難の業である。

機動巡洋艦ナ・ガザイフ
蓄財の鬼にしてカネの亡者であるイズミ・シュ・センドの乗艦。
強力なシールド発生装置を6基、高出力のメインリアクターを搭載する。
さらに艦体装甲表面には特殊反射加工が施され、物欲、食欲といった攻撃に対して強力な防御力を発揮する。
スーパーオソーザイエリアや、マツリノエンニチ程度であれば無傷で単艦突破することも可能。攻撃よりも防御に特化した艦である。

ハンバーグ
デミグラスソースが掛かった合い挽き肉のハンバーグ。
デミグラスソースの酸味と肉汁との相性がよく、ごはんに合う。
1個270円（税込み）。以前はチーズハンバーグやオニオンハンバーグ、和風おろしハンバーグといったバリエーションが存在したが、製造技術が廃れてしまい失われた技術の１つとなっている。