私の勤務先はとある工業団地内にあるのだが、震災の影響のためかきっちりと整備されていて、なおかつ山を切り開いて作られているために野鳥の宝庫でもある。半年前に野生のキジを見ました(笑)

それゆえに、早朝と夕方はマラソンコースになっていたりするのである。

前の職場のような、小汚い町工場がひしめき合う貧乏くさい地域とはえらい違いであったりする。

さて、その現職場の工業団地にはバスが周回しており、最寄り駅に止まったバスからは企業ロゴの入った紙袋をさげた若い人たちがどやどやと降りてきた。

明らかに着なれないスーツを着ていること、今の時期を考えると内定者研修であろうか。

せっかくなので、氷河期という地獄を生き抜いてきた守銭奴・和泉守が社会人として生きていく知恵を吹き込んで差し上げよう。頭の片隅にでも置いておくと役立つはずだ。

っていうか、このブログの読者の年齢層ってどんなもんなんだろうね(。´･ω･)?

今回は若い人に読んでいただきたい記事です。

その１～経営者という生き物を信用するな

皆さんの勤務予定の会社が大企業なのか中小企業なのかはわからないが、どうも日本における経営者という生き物は以下の性質があるようです。※あくまで守銭奴調べです(笑)

①やたらと事業拡大をしたがる。

②やたらと自分と身内に甘い

③イエスマンが好き

④失敗の責任を誰かに押し付ける

⑤絵にかいた餅をたびたび見せてくる

①やたらと事業拡大をしたがる。

たまたまバズッた事業に味を占めてキャパシティー以上に事業を拡大したがるのが経営者という生き物です。なぜか身の丈ということを忘れてしまいます。そして現場は人手不足、教育不足とパンク状態ですが、経営者はそんなのお構いなしでブレーキのない暴走機関車トーマスな状態です。現場でのしわ寄せは確実にみなさんに回ってきます。無給残業や休日出勤など事業拡大に目がくらんで、労基法無視するクソ経営者もいます。

その結果、盛大に失敗して会社の屋台骨がぐらつきます。「いきなりステーキ」みたいな外食産業なんかがいい例ですね。

②やたらと自分と身内に甘い

①とリンクします。とくに同族経営の場合、大失敗したにも関わらず何の責任も取らずのうのうと無駄に高い役員報酬を食んでます。その姿をみるだけでストレス貯まります。
社長の嫁が専務、息子がお手盛り昇進で取締役って言うパターンは最悪です。
内定蹴った方がいいかもしれませんよ。

③イエスマンが好き

①、②の条件を満たす場合は確実にまわりに侍ってる連中はイエスマンばかりです。なので明らかにまずい経営のかじ取りでも修正がなされずますます会社が傾きます。ここに金融危機などの○○ショックという魚雷が直撃すれば、会社という艦は簡単に轟沈します。
こういうことを平気でやってる経営者はダメージコントロールもできないので沈むまでの間はほぼなしです。つねに救命胴衣と脱出用ランチを確認しておきましょう。

④失敗の責任を誰かに押し付ける

②とリンクします。ある日突然、となりの部署の部長さんや課長さんがいないぞ？って思ったら詰め腹切らされたと思ってください。指示した経営者本人は素知らぬ顔だったりします。
詰め腹切らされた課長さんの姿は10年後のあなたの姿でもあります。出世すればいいってもんじゃありません。

⑤絵にかいた餅をたびたび見せてくる

①とリンクします。やたらと「この事業は市場規模が5000億円あって＆％＄＄＃＄・・・」とやたらと会社が成長したら皆の生活レベルと給与に反映されるみたいなことをほざきますが、だいたいは失敗します。真に受けて真面目に取り組んでも無理ゲーの場合もあるので、いわゆる大風呂敷広げてくると「また始まった(;´Д｀)」くらいのつもりでいた方がよいでしょう。絵にかいた餅で腹は膨れません(笑)

その２～付き合う人間は絶対に選別すべし

学生時代っていい友人や人間関係に恵まれてましたかね。私も人間関係で疲弊しましたが、「ホンマに悪い人」っていうのはいませんでした。

が、

社会に出たら煮ても焼いても食えぬ「悪の純正品」とでもいうべき悪人がいます。刑務所に収監されている犯罪者ばかりではなく、あなたの同僚や上司にもそういう犯罪者まがいの悪人が混じっています。

それが上司だった場合、犯罪の片棒担がされる場合もあります。
※実際、前の職場で横領の片棒担がされて芋づる式に5人ほど首が飛びました(笑)

レベルの低い職場ほど、不良中高生のようなバカみたいな派閥があり、所属する派閥によっては最悪の場合、手が後ろに回ることもあり得ますので、誰でも彼でも仲よくすればよいわけではありません。

上司だけでなく同期でも一緒です。上司に取り入るために人の一挙手一投足を上司に密告する輩もいます。あまりプライベートなことをしゃべるのはよしましょう。

※15年経ちましたが、私が手を休めてただけで上司に「あいつサボってた」と密告した人のよさそうなツラした同僚の行為はいまだに忘れません。
会社傾いてるけどそっちはボーナス出そう？住宅ローン大丈夫？息子の教育費払える？ねぇ、島〇さ～ん？(笑)

その３～会社持株会は絶対に入ったらダメ！

福利厚生の一環として「持株会」なるものがあります。

これは、従業員が会社が発行している株を買って、経営に参加しているという自覚を持たせるためであり、なおかつ資産形成を促す意味があるそうです。また、管理職への昇進への条件に持株会に入っているかどうかが評価対象になる場合もあります。

が、

ワタシから言わせればこんなもん入ったら虎の子の財産をドブに捨てるようなもんです。(笑)

会社の経営が盤石で、経営者の手腕も人間性も信頼できるならやってみてもよいかもしれませんが、上記その１、その２で見たようなカスみたいな経営者なら持株会に入るのは自殺行為です。

ましてや、下手に上場なんてしてた場合に経営が思いっきり傾いたら、株価は紙屑同然に値下がりするし、持株会ゆえに自由に売り買いもできません。（インサイダー取引になるから）

つまり、自分の資産が溶けていくのを指くわえて見ているしかないのです。

なお、持ち株が値下がりしても当然ながら経営者は一切責任を取りません。

もちろん、経営が傾けば減給、賞与なしなど、生活の糧もなくなります。

自分の資産と生活の糧、両方を勤め先に依存するのは危険極まりない行為ですので絶対にやめてください。
※実際にうちの親会社で起きた悲惨極まりない事実です(笑)

長くなりそうなので中級編に続きます( ´艸｀)

※上記のことはすべて守銭奴・和泉守本人の過去の体験に基づいた事実です。
本人の性格がやたらといびつなことやお金に対する執着、組織というものに対する異常なまでの不信感、リスク管理へのこだわりなど、完全にメーター振り切ってしまった状態にあるのは過去の体験によるものなのでご了承ください。
なお、上記のことを実践し、社会人としてのキャリアが絶たれてしまっても当ブログでは一切責任を負いませんのでご了承願います。