【カネは】なぜここまでカネにこだわるのか【身を守る鎧】
さっき風呂から上がりました。
いつもはシャワーで済ませますが、今日は湯舟に浸かりました。
寒くなって湯舟に浸かってると20年ほど前のことを思い出しました。
当時、就職氷河期真っただ中で、我々はエントリーシート書いても書いても門前払いという不毛な作業を強いられ、絶望感をひたすら味わう日々でした。
普段、大学は京都方面だったので気づきませんでしたが、就職活動で大阪方面に行くといたんですよね。
ホームレスの人たちが。
10年後の自分の姿と重なった
当時20代の大学院生で世間知らずだったのもあったが、ここまでホームレスって多いんか?って驚いた記憶があります。
とくに冬場ってあの人たちってどうやって夜を明かすんだ?って思ってましたが、実際、毎年150人前後(2000年代当時)が冬場に路上で凍死してるというデータを見て絶句した記憶があります。
風呂に入ってると「今、こうやって風呂に入ってくつろいでるけど、就職できんかったら10年後自分も路上で凍えてるんやろか・・・・」と湯舟の中にも関わらず背筋がひんやりしてました。
1にも2にもまず貯蓄
紆余曲折あって何とか就職できましたが、そこも限りなくブラックに近いグレーな会社でさっさと辞めたいという衝動に常に駆られてました。
ただ、ひとまずカネがないとまずい、そう思いまず貯蓄に励み、そうこうしているうちに今に至った次第です。
そのころ、「働かずに何とか暮らす方法ってないもんか?」ってぼんやり考えてたのが投資始める最初のきっかけやったと思います。
というか、カネを貯めるという行為に妙な安心感を感じてました。
通帳にお金が積みあがっていくごとに安心のバロメーターが少しずつ上昇していきました。
カネで物欲満たす人も多い反面、なぜ金を貯めてるのかって聞かれてもうまく答えられない人って何気に蓄財するということに安心感を持ってません?
答えが出たのはつい最近でした
私を幼少期から知る親戚連中は「そんなにカネばっか貯めてどうするんや?!」みたいなことをことあるごとに聞いてきましたが、私も答えに窮してました。
もともと本読んだりしない方でしたし、ボキャブラリーもそこまで豊富じゃないのでどう答えたらいいかわかりませんでしたが、ふと思いました。
カネは強力な精神安定剤という事実です。
大体、事件起こしたりするのって貧乏人が多いと思います。よく「イライラしてやった」などの理由で人殴ったり、刺したりするのってボロアパートの住人同士のトラブルでよくある話かと思います。
カネがないと人はイライラするのです。つまり精神が不安定。
エクセルで資産状況のデータを更新していくたびに資産が増えていくのを見ると妙に安心できます。
現状、会社が潰れても、腹立って退職届叩きつけても、現状の生活費ならたぶん25年以上は生きていけます。配当金もありますしね(笑)
人って一番ストレス感じるのは自分の生存が脅かされる状況と言われています。大昔なら肉食獣に狙われているときや飢饉のときだし、一昔前なら戦争でしょう。
そして現在はカネがない状況です。実際、貧困が原因で命失う場合もあるので大げさな表現ではないのです。
カネがあれば不幸は避けられます
「お金があっても幸せは買えない」って青臭い言葉聞いたことありません?
金持ちが言ってるならそれなりに説得力ありますが、そうでないならただの貧乏人のヒガミです。
たしかにカネで幸せは買えないけど、不幸は避けられます。これは決定的な事実やと思います。
カネがないといじめセクハラパワハラ何でもありのブラック企業で死ぬまで働く羽目になるかもしれませんが、カネがあったら辞めても支障ありませんよね?
みんな無いから半死半生でクソみたいな職場で働いてるんちゃいますか?
カネがないから退職もできない。
職業選択の自由が憲法で保障されてるにも関わらず、こういう不幸が蔓延しているのが今の日本です。
これ以上不幸なことってありません。。。
「最強の鎧」って結局カネじゃなかろうか
あなたにとってお金ってなんですか?
そういう質問あったら個人によって答えは違うと思います。浪費するのが好きな人は物欲満たすための引換券みたいなもんでしょう。
私にとって、お金は自身と生活を守るための強力な鎧であり、堅固な城塞やと思ってます。
100万円あれば、半年の生活を守れます。
1000万円あれば6年くらい暮らせそうです。
3000万円あれば20年弱ならかつかつですが、最低限の生活は守れそうです。
カネには金額に応じた安心感があると思ってます。
自分の今後の人生を不幸なものにしたくないなら、「安心を買う」という意味で蓄財しとくのはありなんじゃないですかね。
衝動買いした靴とかお洋服があなたを守ってくれますか?
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