守銭奴の資産残高

書いてるのは氷河期世代の投資家にしてカネの亡者。2024年末で今の会社は辞めます。マンセー

映画「マルサの女」における山崎努の名セリフ

マルサの女って映画知ってるだろうか。



昭和世代なら一度は聞いたことあるタイトルのはず。



昔、バイト先でいきなり呼びつけられて「マルサの女って映画観たことある?」って聞かれてゴミ袋に誤って処分された書類探しを手伝ったことがある。



劇場に観に行ったわけじゃないが、小学生のときに地上波放送されたのを見て、腕利き査察官である宮本信子が脱税の証拠つかむためにゴミ漁りしたり、万札にマジックで印付けたりと何気に衝撃的な作品だった記憶がある。



ただ、裏社会と繋がりがある山崎努が演じるラブホテル経営者が言ったセリフが子供の頃は理解できなかったが、これ、今になると蓄財する際の基本であり神髄でもあったりするので興味深い。


金を貯めようと思ったらね。使わないことだよ。100万あったって、使えば残らない。10万しかなくても、使わなけりゃ、まるまる10万残るんだからね。あんた、今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて水ためているとするわね。あんたのどが渇いたからといって、半分しかないのに飲んじゃうだろ。これ最低だね。なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃだめだよ。いっぱいになって、溢れて、ふちから垂れてくるやつ。これを舐めて我慢するの。」


~映画「マルサの女」より~

これ、カネは使えば無くなる。



どんな大金であれ使えば無くなる。



コップなみなみいっぱいになるころにあふれ出るのがいわゆる「運用益」であり、コップの水(元金)を飲まなきゃ減らない。



基本中の基本であるが、世の中、これが出来そうでできない。



これ、ダイエットと同じ。



ここ数年YouTubeでも資産形成関連の動画が数多くあがってたり、書籍も出てるがこういう蓄財の基本って30年以上前の映画のセリフにもあるように、本質というのは変わってないんだな。


なので子供の時に聞いたこのセリフを実践して今に至る次第。



20年以上このセリフを実践したおかげで今がある。



当時、この山崎努氏のセリフは理解できなかったものの、独特の風貌とセリフ回しと相まって何気に記憶に残ってたが、母方の祖父の生活と私の性格がミックスされてこの理論をいつの間にか実践してたということだろう。



いわゆるサブリミナルか?