昨日の続きであります。

今から5年ほど前だったと思う。昼間におカネ下しに近所の無人ATMに行った時のことである。多分、土曜日だったと思う。

私が店舗に入ると2台あるATMのうち、片方でバアさんが使用中だったので私は空いてる隣でカードでカネを下し、通帳記帳をしていた。

カタカタカタカタカタカタ、ジジジジジジジジジジ、ジジジジジジジジジジという音が鳴りやみ、記帳が終わったとたん、

「あの～、ちょっと聞きたいんですけど・・・・」

とヌメ～っとした声で隣のバアさんが声をかけてくる。

まさか話しかけられるなんて思ってない私は、

「はい？(ﾟДﾟ;)」

と思わず軽く狼狽してしまった。そしてその後、私の想像を上回る問いかけをしてきた。

ババア「お金を下したいんですけど、この暗証番号っていうのがわからなくて・・・・」

私「え？！」

ババア「画面に暗証暗号を入れて〇％＆＄＃＆％って」

私「え、、、いや・・・・(;´Д｀)」

あの・・・・

赤の他人である私があんたの暗証番号知ってたらおかしくない？

私「いや、私が知るわけないでしょ(;´Д｀)」

ババア「でも、暗証番号を入れないとおカネを下せなくて＆％＄＃＄（何言ってるかわかりませんでした）、、これが暗証番号なんでしょうか」

と言いながら私にカードを見せてくる始末・・・(;´Д｀)これはアカンやろ。

そのカードの指で示した番号は口座番号と支店コード。暗証番号なわけないのだ。

私「これは口座番号やし、暗証番号わからんかったら銀行で直接聞くしかないでしょう」

ババア「いや、でもわたしは足が悪いから遠くへ行くのは＆％＄＃’＆’＆％＄％」

いや・・・・

アンタの都合なんか知らんがな(;´Д｀)

こういう不毛なやり取りしてても埒が明かんし、これ以上付き合う義理もないので、

「とりあえず銀行行って直接聞くしかないですよ」

そう言ってババアを放置してATMを去った。

ちなみにその日は土曜日だった（はず）なので店舗はどこもお休み(笑)

手口が巧妙化するとか以前の問題でした

テレビなんかで「近頃は特殊詐欺の手口も巧妙化し・・・」などというフレーズが聞かれるが、あの出来事はそれ以前の問題である。

当時も家に訪れて、銀行協会などという妙な名称名乗って年寄りだまくらかしてカードくすねて、巧妙に暗証番号だのを聞き出す手口が出始めた時世に、ATMで赤の他人にカード見せる、操作を委ねるようなことをする人がおることに驚いてしもた。

歳を取ると認知能力が衰えるというが、それ以前の問題でした。

今も昔もこういう無防備極まりない人間がいる以上、詐欺というのは絶対になくならないだろう。

前々から思っていたが、いわゆる「意識不明な人」っていうのが一定数存在するらしい。

おそらく若いころから何の疑問も持たず、言われるがままにぼんやり生きてきて、周りの人がたまたまいい人ばかりだったのでここまで生きてきたんだろう。

やはり若いころから自身で自分の財産守るって危機意識持って自己判断したり経験積むって大事やと思う。

今、子供だましな詐欺に引っ掛かる人はこういう経験積まずにのほほんと生きてきたのだろうから、残念ながら自己責任だろう。

勤め先にもこういう人間が一定数存在するが、

正直、「よくここまで生きてこれたな(;´Д｀)」って思ってしまうことがある。

自分の財産は自分で守りません？

私の経験からすると、「自分の財産と生命・健康に関することは他人任せにしてロクな試しはない」というのが持論である。ましてや、赤の他人にカード預けるとかATM操作委ねるとかは言語道断である。

詐欺をやる犯罪者罰するのは当然だが、こうした「意識不明な人」を何とかしないと詐欺なんてなくならないだろうし、妙に性善説を妄信し、自分で学ぼうとしない人が一定数いる以上、今後もおかしな詐欺は増え続けるであろう。

というか、、、

こんだけ無防備ならキャッシュカードに絡む詐欺が一向に減らねぇわけだよ(;´Д｀)

詐欺犯からすれば完全なカモネギやで。

おカネの管理に関してはもっと危機意識持ちましょ( ´艸｀)