守銭奴のアニメ考
連休初日は京都で散財したあと、一旦帰宅し夕食後に近場の東宝シネマに突入して前々から楽しみにしてた映画を観てきた。
これ👇
シティーハンター✨
この作品、初放送されたのは1987年の昭和末期だったが、今の令和のテイストを違和感なく取り入れつつ、かつての雰囲気を壊さない、製作スタッフの作品愛を感じざるを得ない点が往年のファンも今の若いファンも惹きつけてやまないのだろう。
これ、2019年に公開された作品もだが素晴らしいのはかつてリアルでテレビで放映されてたころのオリジナルキャストがほぼほぼ健在であるという点である。
かれこれ放映から30年以上経つ昭和のアニメのリメイクの場合、
オリジナルキャストの声優さんはすでに引退されてたり、鬼籍に入られてたりで新たにキャスティングする場合が多いのだが、これは主要キャラはほぼオリジナルキャストが健在。
これ、リメイクアニメ映画観る点で非常に重視してることであり、昭和から平成初期にかけてアニメ見て育ったワタシにとって重要な点。
最近特に嫌気がさすのは安直な「人気芸人」や「人気若手俳優」の声優起用だ。
人気集めか話題集めだと思うが、大体はハズレである場合が多い。
物語の世界観ぶち壊すのもだし、きちんと修練を積んだプロの声優さんの仕事奪う「ダンピング行為」であり、日本アニメのクオリティ低下の元凶だと思ってる。
だから、「人気若手俳優〇〇、声優挑戦」なんて触れ込みが踊るピクサーアニメとかは見る気しない。
一部の芸人さんともなると意外と違和感なく声優業こなす人もいるけど、それはほんの一握り、いや一つまみ程度なのでやはりアニメのアテレコはプロの声優さんがやってほしい。
このシティーハンターもだが、今現在「レジェンド」と言われる声優さんがバリバリの現役だった時代にゴールデンタイムで放送してたアニメを見て育ったというのは今思えばすごい贅沢なことだったんだろうね。
そういう意味で、ここ近年の宮崎アニメは劇場でカネ払ってまで見る気が全く起きない。
「風立ちぬ」はストーリーも内容も1級品だと思うが、主人公役の声優のセリフ回しが「小学生の国語の本読みレベル」で内容が全く入ってこなかったわ。
アニメーションという器を生かすも殺すも声優次第なんだな。
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