「ちょっとうちのオカンがわからんことがあるんやけど、一緒に考えてくれへんかな」

「おぉ～、わからんこと。。。ほな一緒に考えてみよか」

「うちの会社のことなんやけど、親会社の社長夫妻が来たら、管理職の人らがみんなそろってコソコソコソコソとゴマをすりに行くんやけど、なんでなんやろな」

「あ～～、それは出世のためやないか！親会社の社長夫妻が来るとなったら真っ先にあいさつに走って、顔を売って少しでもいい目を見ようとするのはサラリーマンとして当然のことやがな！そらもう出世のためやろ！」

「おれも出世のためやと思たんやけど、その親会社っていうのは放漫経営がたたって、尋常じゃない有利子負債を抱えて一歩間違ったら倒産するかもしれへんのよ」」

「お～～～、そら出世のためとはちがうか。。もし親会社が倒産したりすると一緒に子会社も倒産するか、売り飛ばされるとかになったら子会社は整理されて、管理職以上はクビが飛んでしまうんよ。なので、倒産するような親会社の社長に媚びを売っても一文の価値もないんよ！」

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本日、仕事中に親会社の社長夫妻が来てたっぽい。上は某人気漫才コンビのネタ風に勝手に妄想。

私は顕微鏡に向かって鋭意仕事中だったので気づかなかったし、別に挨拶しにいくこともないのでどうでもいいことよ。

しかし、うちの管理職連中ってなんで絶賛倒産寸前の親会社の社長夫妻きたら、浮足立ってコソコソコソコソと我先にとあいさつしに行くんやろ。。。

このボンクラ夫妻が事業しくじって、しこたま借金こさえて、その返済のためにうちの会社が貯めた内部留保10億円全部吸い上げて、それでも足りないから製造部門が無茶なオーバーワークするはめになったってのに、、、むしろ、このボンクラ夫妻が我々に「お願いですから借金返すの手伝ってください」「どうか助けてください」って従業員一人一人に頭下げるのが筋とちゃうんかいな。
そもそも移動に高級車のレクサス乗ってくる必要なんかないやろ！ラパンとかの軽で十分やろ！身の程わきまえろって。

ホンマに令和版「裸の王様」やで。学校の道徳の教科書の題材にぴったりだわ。

こういう経緯もあるし、もともと私をこっちに放り出したくせにこういう人間にやっぱわざわざ挨拶しに行く気がしないわ。。。

よく昔から「もっと大人になれ」って言われてきたけど、納得できない相手に下げてやる頭は持ち合わせちゃいないのよ。昔は「社長きたらあいさつするように」とか言われてたけど、最近はもう言われなくなったわ。

もう残りの寿命がどの程度あるかわからないし、一方的にストレス与えられて、自分がやりたくもなけりゃ、カネにならんことはしないって決めてる。

こういう生き方って出世はできないけど、無駄にストレス貯めずに済むし、そのストレスで健康害することもないので歳取ったら結構、楽な生き方できるって思うわ。

私の同年代で事業部長やってる男おるけど、そいつはもう頭真っ白になってるわ。しかもビール腹(笑)

出世できてもストレス貯めて健康害して寿命縮めるのはごめんだわ・・・

あと少しで年末休み。古書店巡りしたいわ。