守銭奴の資産残高

書いてるのは氷河期世代の投資家にしてカネの亡者。さっさと会社辞めたい( ノД`)

「初心忘るべからず」の真の意味

タイトルの言葉。



これ、能を大成した世阿弥の言葉。



よくこの意味を「常に初心を忘れずに謙虚な姿勢で」って感じで解説させているが、世阿弥にいわせりゃ違うらしい。



私自身、学生時代に部活で能楽を4年間やってたので嫌というほど思い知ったのだが、



そもそも能楽って、基本の構え、足運び、重心移動、発声方法、そしてその発声をするための呼吸方法などかなり特殊なもので、人に見せられるようになるには最低でも半年以上みっちり稽古する必要がある。


そして稽古始めの頃って見た目はまあまあ滑稽なものになる。



これ、後輩教えてて改めて思い知る。最初は不格好そのもの。




この初心忘るべからずって言葉の真の意味は


「少し上手くなったと思って稽古サボってるそこのオマエ!!気ぃ抜いたらあっという間にあの稽古始めの初心者みたくダサい姿を客に晒す羽目になるぞ!?あの初心者は稽古サボってグダグダになった将来のオマエなんだよ。そうなりたく無けりゃあの不格好な姿目に焼き付けてしっかり稽古しろや!! by世阿弥



資産形成してても初心忘れて、少しカネが貯まると気が大きくなって散財してしまうのが人ってもの。



最近私は初心を思い出して「貯金」を始めたのだわ。



なんで今更?って思うかもしれないが、これ、会社辞めた後に失業給付貰うまでの生活費と個人年金保険と確定拠出型年金の掛け金支払うための資金。



別々の口座にそれぞれ積み立ててる。



目標は生活費2か月分の30万円、個人年金保険と確定拠出型年金の掛け金は1年分の支払いとして30万円。今年の12月末までの目標。



お金貯め始めたときは通帳に記入するたびに額が更新されて楽しかった覚えがある。



運用資産はそこいらの中小企業の資本金並みになったけど、こうして久々に地味に貯金を始めて初心に帰ることにする。



奨学金という借金背負った状態で社会に放り出されてカネも無く職もないという底辺な時代にもう二度と逆戻りしないために。